以前ご紹介した「桑田立斎先生種痘所之跡」この石碑を建てたのが「二宮陸雄」さんという・・・
以前ご紹介した「桑田立斎先生種痘所之跡」この石碑を建てたのが「二宮 陸雄」さんというお医者さんで歴史小説なども書かれている作家さんです。
桑田立斎がアイヌに種痘を行ったのは「カラフト」ですが、この二宮陸雄さんは、小説で立斎が行ったのと同じ北海道の極寒の知床半島を舞台にした「医者と侍」という作品を書かれています。
幕末にロシアなどのエゾ地襲撃に対する防衛のために幕府の命を受けて、津軽藩から極寒の冬の知床半島に派遣された武士たちの壮絶な苦難の物語で、私も先日読みました。
当時はストーブなどはもちろん無いですし、着るものも今のようにダウンなどがあるわけではないでからね。暖房は裸火だけですし、真冬の海は氷付き農作物は全く無いので武士たちは寒さとビタミンC摂取不足による「壊血病」で次々死亡して行くというすごい修羅場が描かれています。
この二宮陸雄さんが桑田立斎石碑を建てたという話は、先日亡くなられた市川 新さんに教えて頂いたので、気になっていたので小説を読み、記事としてアップしました。 -治郎-